#23 みんなちがってみんないい？

「みんなちがってみんないい？」

ずっと不思議だった。
どうして自己肯定感が高い必要があるの？

だって、いいところがある私も悪いところがある私も
ただの私で
どうしてゼロより上じゃなきゃいけないの？

それは弱さと向き合ううちに
私が手に入れたもの
自分の弱さを認めること
ゼロが私にとっての自己肯定だから
それをプラスにする意味が分からなかった

けれど彼女は言った
自分を醜いと言った母の代わりに自分を美しいというし
いらないと言った父の代わりに全力で自分を愛すると

そうか
それは彼女が過去と向き合って
手に入れたもの
自分自身を丸ごと全力でよいものとして肯定すること

ある人は自分のことをだめだという
けれどそれを糧に自分を高めて行くかもしれない
自分のだめなところと向き合って
常に自分をアップデートする
そういう人もいる

つまりそういうことか
あなたとわたしは違う
だから
あなたとわたしの
自己肯定ポイントも方法も違う

多分自分の中でさえ
違うこともあるだろう

高くても低くてもゼロでもいい
みんなちがってみんないい
のかもしれない

そして大事なのは
実は自己肯定感そのものでなく
それをもってして
自分と向き合うこと
なのかもしれない

#23
#自己肯定感