#22 沖縄アイランズとの対話
私「沖縄さん、あなたは何者なのですか。あなたのことを考えれば考えるほど、あなたのことが分からなくなってきました」
沖縄「私は”ここ”だよ。大陸になってからずっとただここでありつづけている。名前は何回か変わったけどね。あと範囲とか。」
私「あなたに住む人々には固有の文化や伝統、言語があると言われています」
沖縄「それは私の一部だよ。そして、そうでないといわれるものも私の一部だ」
私「あなたは私たちに「沖縄らしく」いることは期待されないのですか」
沖縄「何が「私らしい」のか私は知らないが、君たちが「私らしく」いたいならいればいい。でも、そうでなくても君は私の一部だ。さらに、君が私の中で生まれ育った者でなくても、君がそう望めば君は私の一部だ。」
私「ではどうすれば、私はあなたと近づくことが出来るのでしょうか」
沖縄「それは君が決めることだ。すべては君の中にある。君は私の中にいるけれど、私は君の中にいる。君の中に私を見つけてみるといい」
私「あなたの言っていることは難しい」
沖縄「そう簡単なものではないよ。だからこそやってみる価値があるのでは?」