ごめんね

ごめんね

きみのことは好きだけど

わたしはゆくよ

 

風が背中を押してきて

どうしようもなく

わたしはゆきたいの

たとえ死んだって

 

後悔するかもね

でもゆかない後悔の途方もない

大きさと長さに比べたら

やっぱりゆくべきだと思う

 

手にできない幸せ

たくさんあるでしょう

手にできるはずの

 

知れないことも

きっとあるでしょう

知れるはずの

 

それでも見てみたいの

その先を

たとえ地獄だったとしても

超えてゆきたいの

今の自分を

何が生まれるか

知りたいの

 

きみはきっと

わたしのことを馬鹿だというでしょう

わたしもそう思う

それでいいの

 

ごめんね

わたしはゆくよ

きみの方を

ふりかえりふりかえり