ミルクティ

「ミルクティ」

アブダカタブラ
ねむれないよるに
ま女のかあさんは
あったかくてあまあい
まほうのミルクティを
つくってくれます
わたしはそのミルクティをのむと
あんしんしてねられます
わたしはそのミルクティがだいすきです

 

あれから20年以上経ちました
大人になった私は
仕事帰り喫茶店でミルクティを頼みます
運ばれてきたミルクティは
あの日と同じで
私をほんわりほぐします
今夜もよく寝られそうです

 

アブダカタブラ
母のかけたやさしさの魔法
どうやらまだ効いているみたい