#16 私のコーヒー全史③~近代~
私のコーヒー全史③~近代~
(※記憶捏造・改ざんの恐れ有)
修論提出が近づいてくると、コーヒーを淹れることが少なくなっていった。
そして論文を提出したり修正などをするうちに、あっという間に4月になり、仕事が始まった。
社会人になってからは定時までオフィスにいるので、時々オフィスでコーヒーを淹れることもあったけど、入れやすさと飲みやすさから、なんとなく紅茶か白湯を頻繁に飲むようになった。
個人的な周期なのだが、私はコーヒーをよく飲む期と紅茶をよく飲む期が交互に来る。就職してからは、どちらかというと紅茶・白湯をよく飲む。
そんななか、就職して4年目の今年、私の中で3度目のコーヒー革命(!)が起こった。
ビアレッティの奇跡である。
ことの発端はカフェラテだった。
沖縄市にあるKramp Coffee Storeにメルテッドラテという、氷の入っていないアイスラテがある。
砂糖は入れない、ストローで飲まない、といったルールのあるちょっと変わったラテなのだが、このラテがものすごぉぉく美味しかった。
ミルクが濃厚で、だけどコーヒーもミルクに負けずに良い香りがして、のどごしも良くて、一気に飲み干してしまいたいのに...もったいなくて一気に飲めない...
あまりに美味しいから、「何でこんなに美味しいラテが作れるんだ?!」と思って、スーパーにある色んな牛乳を買って自分で淹れたコーヒーに入れたりしたけど、何か違った。
あの味と比べて、なんか薄かった(そりゃそうだ)。
そこから一旦あきらめて、だけどアイスラテのおいしさを覚えてしまった私は、特に暑い日コーヒーやさんに行くようなことがあればよくアイスラテを頼むようになった。そして、思い出したかのようにアイスラテのミルクのコクとコーヒーの香りに度々感動していた。
気づきは急にやってきた。
普天間のFlap Coffeeでアイスラテを買ったときのこと、ラテを飲んでいてふと思ったのだ。「これは、水の量が少ないんじゃない?」
牛乳にばかり目が向いていた私は、ドリップでコーヒーを濃く淹れる以上に濃いコーヒーを淹れるという発想がなかったのです。
早速エスプレッソ専用のやかん、ビアレッティを買って、エスプレッソを淹れ、そこにミルクを注いでみた...
!!!!!!!!!!
そうです。
これがビアレッティの奇跡です。
しょうもないかもしれない...けれども声を大にして言いたい。
ラテの好きなそこのあなた。ビアレッティを買って損はしません。
現に、ビアレッティは2020年買ってよかったもの第一位です(当社比)。
そしてまた、私のなかに静かにコーヒーの波が立ち始めたのだった。
(完)
#コーヒー #カフェラテ #ビアレッティ#歴史
#16