(本)ビッグ・クエスチョン—スティーヴン・ホーキング

私は高校生の時にちょうど未履修問題のあった世代で、しかも英語系の学科だったから、科学と物理の授業を全く受けたことがない。だから、「すい、へーりー、べー」というやつも、それ以降分からない。

 

この本は、「博士と彼女のセオリー」で有名なホーキング博士が、人類の10個の難問

 

1. 神は存在するのか?

2. 宇宙はどのように始まったのか?

3. 宇宙には人間のほかにも知的生命が存在するのか?

4. 未来を予言することはできるのか?

5. ブラックホールの内部には何があるのか?

6. タイムトラベルは可能なのか?

7. 人間は地球で生きていくべきなのか?

8. 宇宙に植民地を建設するべきなのか?

9. 人工知能は人間より賢くなるのか?

10. より良い未来のために何ができるのか?

 

について

博士の科学的視点から答えている比較的初心者向けの話だと思うけど、未履修のため、粒子とか電子の話だったり、物理理論の話だったりが出てくると、まったく分からない部分がまあまああって、少し読むのに苦労した。

 

面白いなと思ったのは、

「宇宙には、物事の運動を統べる法則があり、その法則を発見することができればそれをコントロールすることができる」という合理的信念から見える科学的な視点。

 

でも、本質的な部分については分野関係なく

物事に対して想像力、疑問をもち、知ろうとすること

って大事だなと思った。

 

細かい部分は分からないところも結構あったけど、本全体を通して、一つ一つの言葉からホーキンズ博士の科学に対する愛、ほとばしる好奇心、皆に伝えようとする気持ちが伝わってくるような本でした。

 

科学、物理もう少し勉強してもう一度読めるといいな。